■海辺のギャラリー「スカルプチャー・バイ・ザ・シー」
【2006年9月30日】
“ビーチカルチャー”はシドニーを語るときに欠かせない代表的なキーワードのひとつ。特に日が長くなるサマータイム期間中(10月末〜3月末)は、夕暮れ時に海辺で過ごす人が増え、老若男女を問わず「海がすぐそこにある暮らし」を楽しみます。
初夏恒例の野外彫刻展「スカルプチャー・バイ・ザ・シー(Sculpture by the Sea)」は、そんなシドニーっ子のライフスタイルが垣間見られるイチ押しイベント。普段はのんびり散歩をしたり、黙々とジョギングしたりする人々が行き交うボンダイ・ビーチ〜タマラマ・ビーチの海岸沿いの遊歩道が、期間限定でオープンエアーのギャラリーへと変身するのです。
天井や壁のない展示空間の背景は、真っ青な海や空。岩場や断崖、砂地などの地形を活かし、光や風、雲といった自然現象を巧みに取り入れたユニークな作品群は、「この季節、この場所でなくっちゃね!」と思わせる自由な発想のものばかりで、癒し効果もバッチリです。
半月余りの開催期間に40〜45万人が訪れる屋外展は世界でも最大級だそう。10周年を迎える今年は、世界15ヵ国のアーティストによる現代彫刻作品112点が公開される予定です。チャンスがあればぜひ、自然とアートがハーモニーを奏でる日常空間で心地いいひとときを!
遊歩道はさらに南のブロンテ・ビーチ、クロベリー・ビーチ、クージー・ビーチへと続いていて、会期中以外もおすすめの散策コースとなっています。
■Sculpture by the Sea
開催期間: 2006年11月2日〜19日
料金: 無料
会場: ボンダイ・ビーチ〜タマラマ・ビーチ間の遊歩道(Bondi to Tamarama coastal walk)※地図はこちら(PDFファイル)
問い合わせ先: 02-
8399-0233
(「Shall We Travel?」日豪交流年特別企画掲載)
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