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■ シティ・オブ・ライト
【2004年1月10日】
大みそかにはじまった「シティ・オブ・ライト(City of Light)」は、新年とシドニー・フェスティヴァル(2004年は1月8〜26日)の開幕を祝うホットなプロジェクト。シドニーの街をキャンバスに見立て、シドニーっ子に親しまれている街のシンボルや歴史的建造物をカラフルなイルミネーションでライトアップしようという初の試みだ。
場所は、サーキュラ・キーやタウン・ホール近辺、マックォーリー・ストリート沿いが中心。シティにある有名な観光スポットがほとんどだから、ツーリストでもアクセスは簡単だ。昼間、内部を見学するほど時間や興味がなくても、ショッピングや観光のついでに、太陽の光を浴びた建物を一目見ておけば、幻想的にライトアップされた夜の雰囲気との対比を一層楽しめるはず。
シドニーらしいのは、このライトアップで使用される電力が、「グリーン・パワー」と呼ばれる太陽や風力などによる再生可能エネルギーでまかなわれていること。オーストラリアは石炭輸出国だが、地球温暖化に影響する温室効果ガスの排出量を削減できるグリーン・パワーを使う企業や家庭が少しずつ増えているのだ。
新年のカウントダウンの花火とあわせてライトショーがテレビ中継されたこともあり、16スポットある「シティ・オブ・ライト」の中で、注目度が高いのはやっぱりハーバー・ブリッジ。日没が20時を過ぎる真夏とあって、夕涼みがてら、ディナーの後にブラブラと街歩きをしながら眺めるにはもってこいなのである。
●City of Light
開催日: 2004年1月18日まで毎日
時間: 日没から0時まで(ハーバー・ブリッジのライトショーは21時〜、23時〜)
1 シドニー・タワー
2 セント・アンドリュース大聖堂
3 シドニー・タウン・ホール
4 クィーン・ヴィクトリア・ビルディング(QVB)
5 シドニー・ハーバー・ブリッジ
6 現代美術館(MCA)
7 オーストラリア自動車協会
8 デイビッド・ジョーンズ(エリザベス・ストリート)
9 セント・ジェームズ教会
10 セント・スティーブンス教会
11 州立図書館(ミッチェル・ライブラリー)
12 州議事堂
13 シドニー・ホスピタル
14 旧造幣局
15 ハイド・パーク・バラックス博物館
16 土地局
(「地球の歩き方」ホームページ・シドニー特派員レポート掲載)