そういえば、もうすぐ旧正月（春節）だっけ……と気づいたのは、飲茶を食べに行ったとき、帰り際にレストランのスタッフから「ハッピー・ニュー・イヤー！」と挨拶されたから。中国系移民が多いシドニーで開催される「チャイニーズ・ニュー・イヤー・フェスティヴァル」は、かなりメジャーなイヴェントで、アジア圏外最大規模といわれています。

今年はオープニング行事が2月9日にあり、ハイライトのひとつであるパレードも早々に終了していますが、お正月用の装飾品やギフト、食べ物などが並ぶチャイナタウン・マーケットは、今週末（2月16〜18日）ディクソン・ストリート・モールで開催され、大晦日にあたる17日はなんと未明1時までオープン。100チーム以上が参戦するドラゴン・ボート・レースは、来週末（2月24〜25日）にダーリング・ハーバーで行われる予定で、約10万人の観客が見込まれています。

もともと旧正月は祝賀期間が15日間だそうですが、シドニーの春節祭は3週間以上に渡って、アジアン・テイストのお祭り騒ぎが繰り広げられるのです。他国の行事だって、こだわりなくこんなふうにとことん楽しんじゃうのが、シドニー流。今年はフードやアート関係のプログラムも充実していて、最終日の3月4日まで全部で40近い催しが企画されていますので、どうぞお楽しみに。

期間中はピンクの豚のイラストが街中あちこちに飾られているので、「ん？」と思う方もいるかもしれませんが、新年の干支は“Year of the Pig”つまり豚年です。どうやら中国や韓国でも当然のようにブタ年で、イノシシは日本だけのようですね。

●Chinese New Year Festival

⇒アップーデート2008年版