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フロリアード (キャンベラ)
【2006年10月4日】

首都キャンベラで開催中の「フロリアード」は、南半球最大の花の祭典。わたしも約1年ぶりにキャンベラを訪れて、チューリップをはじめ、スミレやヒナギク、水仙、アヤメ、ヒヤシンスなど、100万本以上の色とりどりの花が咲き乱れる春の風物詩を堪能してきました。

今年のテーマは「カーニバル」。オランダやイギリスをはじめ、国際的なチューリップ・フェスティバルやフラワー・ショーを開催している国からアイデアを得た展示が設けられており、中には日本の禅庭園なんてのもありました。花だけでなく、国際コンサートなどエンターティメントもテーマに沿ったイベントが目白押し。期間中には、日本やオランダ、カナダなどからゲストを迎え、南半球初の「世界チューリップ・サミット」も行われます。

舞台となるコモンウェルス公園はバーリー・グリフィン湖に面し、水辺に遊歩道やピクニックエリアなどが点在するキャンベラ市民の憩いの場所。最高147メートルの高さまで噴水が上がるキャプテン・クック・メモリアル・ジェットの展望スポットであるレガッタ・ポイント周辺のほか、数ヵ所にゲートが設けられていますが、ウレシイことに入場は無料です。

キャンベラは「人工的で退屈な政治の街」と形容されることもありますが、実際に足を運んで、マウント・エインズリーやテルストラ・タワー、国会議事堂の屋上テラスといった高台から街を見下ろしてみると、自然と調和した緑あふれる美しい計画都市であることが実感できるはず。政府機関だけでなく、国立の文化施設が充実していて、見どころたっぷりなので、オーストラリア好きの方なら知的好奇心が満たされること、ウケアイです。

Floriade
期間: 2006年9月16日〜10月15日、2007年9月15日〜10月14日、2008年9月13日〜10月12日
開場時間: 9:00〜17:00(週末・休日は8:00〜18:00)
場所: コモンウェルス公園
入場料: 無料

(「地球の歩き方」オーストラリア・シドニー特派員ブログ掲載)


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