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オーストラリアのイチ押し「トップ10 イヴェント」編
【2005年5月16日】

オーストラリア政府観光局お墨付きのイチ押しをご紹介するシリーズの第4弾&ラストとなる今回はイヴェント10選の中から、今年もいよいよシーズンに突入するこのイヴェントをピックアップ!

●クジラの回遊

オーストラリアは世界でも有数のホエール・ウォッチング・スポットだ。このあたりに回遊してくるのは、夏の間、南極をベースにしているクジラたち。毎年秋になると出産&子育てのために、暖かい北の海、つまりオーストラリア近海を目指し、約8ヵ月に渡る往復1万キロの長旅に出る。

クジラ・ウォッチング
メリンブラのホエール・ウォッチング(Photo: Tourism New South Wales提供)

おすすめイヴェントに選ばれるだけあって、ホエールウォッチングは、オーストラリア観光で今もっともホットなアクティビィティのひとつ。IFAW(International Fund for Animal Welfare )のレポート“From Whalers to Whale Watchers”によると、2003年にオーストラリアでクジラ・ウォッチングした人は、約160万人にのぼる。1998年は約70万人だったというから、5年間で2倍以上、平均すると毎年15%の伸び率を示していることになる。同期間の国内旅行者数は横ばい、海外からの旅行者数も微増にとどまっていることを考えると、ブームといってもいいほどの人気ぶりである。

その中心となっているのが、シドニーから約2時間半のところにあるポートスティーブンスやオーストラリア最東端のバイロンベイといった遭遇率の高いポピュラーなウォッチング・スポットのあるニュー・サウス・ウェールズ州だ。オーストラリアでは、約40種類のクジラやイルカが目撃されており、豪快なブリーチやテールスラップなど華麗なアクションを披露することで知られるザトウクジラは、5月から11月にかけて各地で見ることができる。

今年のオフィシャル・ホエール・ウォッチング・シーズンは間もなく開始! すでに各地から続々とクジラ目撃情報も届きはじめている。

▼シドニー発の日本語ホエール・ウォッチング・ツアー

 ・感動のホエール・ウォッチング・ツアー(終日)
 ・シドニー湾発!半日ホエールウォッチング

【そのほかのイヴェント10選】

コモンウェルスゲーム 2006 メルボルン 2006年3月15日〜3月26日
テン・デイズ・オン・ジ・アイランド タスマニア 隔年3〜4月
※2007年は3月23日〜4月1日
アウトバック・キャトル・ドライブ バーズヴィル〜マレー 隔年4〜6月
※2005年は4月30日〜6月11日
バルンガ・フェスティヴァル バルンガ 毎年6月
※2005年は6月10日〜13日
シドニー・フェスティヴァル シドニー 毎年1月
ヘンリー・オン・トッド アリススプリングス 毎年9月
※2005年は9月17日
ワイルドフラワー 西オーストラリア州 7月〜10月
ウミガメの産卵 クイーンズランド州 1月〜3月
ツアー・ダウン・アンダー アデレード 毎年1月
※2006年は1月17〜22日

(「地球の歩き方」ホームページ・シドニー特派員レポート掲載)