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ブッシュ・ファイヤー(山火事)速報
【2002年12月9日】

ブルー・マウンテンズ
いつもはブルー一色のブルー・マウンテンズは燃えてしまったところが茶色になっていて、一部のキャンプ場やブッシュ・ウォーキング・コースも閉鎖になっています。

12月に入って早々30℃台後半の暑さが続いたシドニー近郊では、大規模なブッシュ・ファイヤー(山火事)が各地で発生。強風にあおられて、住宅地にも炎は迫り、消防士と住民の奮闘にも関わらず、12月4日から8日までの5日間で1人の命が犠牲になり、48軒の民家が燃えてしまった。

電車の一部路線が運行停止となり、高速道路を含めた幹線道路も閉鎖になるところが出たために、各地で大渋滞が起こり、ブルー・マウンテンズやポート・スティーヴンスなどへのツアーもキャンセルになるなど、旅行者への影響もアリ。

数十キロ離れているとはいうものの、市内上空にも煙が立ち込めているが、気温が下がったために、12月9日現在では、どうやらコントロールできる範囲に落ち着いている。とはいえ、今年は100年ぶり、ともいわれる干ばつが続いているため、過去最悪のブッシュ・ファイヤー・シーズンになる可能性も囁かれている。屋外で火を使うことが禁止される"Total Fire Ban"の勧告も頻繁に出ているので、旅行者の皆さんも火気の取り扱いには充分ご注意を。