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ニュー・サウス・ウェールズ州首相、電撃辞任
【2005年7月30日】

先日、ニュー・サウス・ウェールズ州のボブ・カー首相が電撃的に辞任を発表した。何でもその前のめちゃくちゃ天気のいい週末に、奥さんと一緒にシャドネー(白ワイン)を飲みながら「先に進むとき」だと決めたんだとか。いわく「もっと彼女と共に過ごしたい。美しいシドニーやレクリエーションを楽しみながら……」と、ウワサされている中央政界入りはあっさり否定。正式な退任は、発表からたった1週間後の8月3日だそう。

もちろんそれだけが理由ではないものの、「家族ともっと一緒に過ごす時間を持ちたい」とリタイアするのは、オーストラリアでは社会的な地位に関わらず、結構フツウに見聞きすること。

いや、それにしてもホントにいい天気が続いている。うちに来る郵便配達のおじさんも「こういう天気だと、ポストマンになってホント幸せだって思うよ〜」なんていってるくらい! シドニーの真っ青な空と海を眺めながら、昼下がりにワイングラスを傾けたりすると、面倒なことはさておき、もっと人生を慈しみたくなっちゃうのも当然かも……。

(「地球の歩き方」ホームページ・シドニー特派員レポート掲載)