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メルボルン・カップで日本馬がワンツー・フィニッシュ
【2006年11月7日】

今日11月7日は、毎年11月第1火曜に開催されるオーストラリア最大の競馬レース「メルボルン・カップ」の日。今年はなんと日本から遠征中のデルタブルースとポップロックが、ワンツー・フィニッシュを飾りました!

日本馬としては昨年初めてアイポッパーが参戦したばかりの大レースで、いきなりこの快挙……。メルボルン・カップの前哨戦といわれるコーフィールド・カップでそれぞれ3着、7着に入ったため、注目度はぐーんとアップしていたものの、2頭の調教師を務める角居勝彦氏が、「ぜひワンツーを狙いたい」と言った通りの結果にはびっくりです。

メルボルン・カップの賞金総額は世界でもトップクラスで、今年の賞金額は1位が300万ドル(約2億7千万円)、2位は75万ドル(約7千万円)。ニュー・サウス・ウェールズ州での配当は、デルタブルースのウィン(単勝)18ドル、プレイス(複勝)5.70ドル、ポップロックのプレイス2.60ドルという結果でした。日本馬だから、という理由でこの2頭に賭けてお小遣いを稼いだ日本人、結構いそうですね〜。

1861年にスタートして以来145年の歴史があるメルボルン・カップは、いわばオーストラリアの国民的イヴェント。舞台となるフレミントン競馬場があるヴィクトリア州では祝日だし、シドニーなど他州の街でも、この日は朝から会社や学校ぐるみで観戦モード一色になり、あらゆる機能が停止しちゃいます。一般人から政治家やニュースキャスターまで、「この馬に賭ける!」と公言してお祭り騒ぎを繰り広げる国なんて、まあそんなにはないだろうけど、競馬のために祝日が設定されているのは、世界でもオーストラリアくらいらしいです。(^^;

デルタブルースに騎乗した岩田康誠騎手をはじめ日本人関係者が多数登壇した表彰式は、いつものメルボルン・カップとは様相がずいぶん違っていておもしろかったのですが、オージーの感想やいかに……?!

Delta Blues wins 2006 Melbourne Cup
↑レースのビデオが見られます

(「地球の歩き方」オーストラリア・シドニー特派員ブログ掲載)