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サーフ天国で波乗り三昧!
【2004年10月10日】

"Surf, Sand and Sun" をこよなく愛するビーチ・カルチャーは、シドニーっ子の誇り。赤ん坊から、おじいちゃん&おばあちゃんまで! 海は、週末や休暇のための特別な場所ではなく、日常の一部だ。

マリン・スポーツも盛んで、その代表格がサーフィン。「国民的スポーツ」と形容されるだけあって、若い世代はもちろんのこと、チビッコ・サーファーも、中高年サーファーも、それぞれのスタイルでサーフ天国を満喫している。水泳のイアン・ソープ選手やグラント・ハケット選手だって、趣味はサーフィンという。サーフ・スポットが街から近い場所に点在し、出勤前や仕事帰りのサーフィンもフツウ……という恵まれた環境に魅せられて、この地でサーフィン・デビューしたり、修行目的で長期滞在する日本人もたくさんいる。

「やってみたいけど、未経験だし……」「いきなり、ローカルに混じるのは……」というビギナー〜中級者には、政府のサポートを受けた非営利団体サーフィン・オーストラリア管轄のサーフィン・スクールがイチ押し。レベル別レッスンはもちろん、大人向き、女性向き、など対象を絞ったコースもあり、初心者でもたいていは初回のレッスンでボードの上に立てるようになるそうだ。資格を持ったインストラクターからは、サーフィンのテクニックだけでなく、オーストラリアの海全般に関する知識も得られる。

腕に覚えがあるなら、レンタルボードが借りられるメジャーなビーチへ。ただし、初めて行くビーチの情報やマナーは、ローカルから教えてもらうのが鉄則だ。太平洋から打ち寄せる波はパワフルで流れも速い。物心ついた頃から、こんな海と戯れて遊んでいる地元オージー・サーファーたちのレベルはおして知るべしである。

ちなみに、サーフィン界の世界チャンピオンを決める今シーズンのWCT(World Championship Tour)に参戦しているトップ・プロ・サーファーの半分以上はオーストラリア出身。2004年10月10日現在で、男子は6人、女子は4人のオージー・サーファーがトップ10に入っている。レディース部門6位のレイン・ビーチリーは、1998年から6年連続世界チャンピオン。前人未到の偉業を成し遂げたトップ・サーファーは、オーストラリアのイメージにピッタリ……と観光親善大使にも任命されている。

(「地球の歩き方」ホームページ・シドニー特派員レポート掲載)


 

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