■クリスマス
【2004年12月16日】
南半球のシドニーでは、この季節、太陽が沈むのは夜8時を過ぎてから。日が暮れてからも野外コンサート等のイヴェントが各地で行われ、開放的な「真夏のクリスマス」が楽しめる。
クリスマス・ディナーには、ロースト・ターキーやクリスマス・プディングといったヨーロッパの伝統料理を用意する家庭もあるが、さすがに「ちょっと暑すぎる」というのが本音。日中の気温は30℃前後、ヘタすりゃ40℃近くになることもあるのだから、それも当然だろう。
華やかなパーティーが演出できる甲殻類が人気
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そんなわけで、近年シドニーでポピュラーになってきたのは、何てったってシーフードだ! クリスマス直前にシドニー・フィッシュ・マーケットが終夜営業するのも、おなじみの光景。今年は12月23日午前5時から翌日午後5時まで、36時間通しで小売店が営業することになっており、ロブスター、プロウン、カニ、バルメイン・バグ、モートン・ベイ・バグ……といったシーフードを買い求める一般客でごった返すことが予想される。
キリリと冷やした白ワインと共にサーモンの刺身やオイスターを並べるのも、テラスや庭、はたまたビーチ近くの公園やキャンプ場でビール片手に豪快にシーフード・バーベキューに興じるのも、オージー流のクリスマスなのだ。
(「地球の歩き方」ホームページ・シドニー特派員レポート掲載)
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