クリスマスから一夜明けた昨日は「ボクシング・デー」と呼ばれる祝日。オフィスや銀行は休業中ですが、シドニー中心部のデパートやショッピングセンターでは、この日から半期に一度の大バーゲンセールが始まります。開店前の長蛇の列、はたまた開業時間と同時にエスカレーターを駆け上がる買い物客の様子がテレビのニュースで映し出されるのも、年中行事のひとつのようなもの。

もともとはクリスマス商戦で売れ残った商品の在庫一層セール（Stocktake Sale）として始まったものですが、セールになると値段がぐんと下がることが分かっているため、最近はクリスマス直前に商品チェックだけ済ませておいて、セール開始日にお目当てのモノにまっしぐら、という人が増えているのだそうです。次の年のクリスマス・ショッピングの大半をこの時期に済ませてしまう人がたくさんいる、という話もまんざら冗談ではないのかも……。

ショップ側も準備万端で、年内一杯は特別な営業時間を設定しているところが多くなっています。たとえば、大手デパート、マイヤーのシドニー店は、セール初日と2日目の昨日・今日は朝7時から夜10時まで、3日目の明日は木曜日でレイト・ナイト・ショッピング・デーなので、真夜中12時まで営業しています。

50%オフくらいは当たり前、中には70〜80％オフの値札も見かけますが、正札の金額を高めに付けたセール用の商品が紛れ込んでいることもありますので、ゆめゆめ雰囲気に流されて、安物買いの何とか、なんてことにならないようご注意を。バーゲンセールの期間はショップによって異なりますが、1月半ば〜後半まで続きます。