■雪梨夜市(シドニー・ナイト・マーケット) 【2001年3月24日】
毎週金曜日の夜、チャイナタウンの中心ディクソンストリートが賑わっている。これが「雪梨夜市」すなわち、シティナイトマーケット。歩行者天国に100軒以上の屋台が並び、日本のお祭りや東南アジアの夜をほうふつとさせる雰囲気だ。
人気の飲茶レストランの屋台には行列が出来ていて、エビやカニが飛ぶように売れている。チャイニーズを中心にアジア系の食べ物屋台が多いのは、場所柄もちろん納得だけれど、その中に中近東やアフリカのお店がちらほら混じっているところがいかにもシドニーっぽい。ぶらぶら歩いているだけで、「いったいここはどこの国」状態が満喫(?)できること請け合い。
食べ歩きが落ち着かない、という人は、オープンスペースにテーブルやイスを出しているレストランで道行く人を眺めながら食事というのもOKだ。カフェのような雰囲気なのに、食べているのはチャイニーズというミスマッチがおもしろい。
アクセサリーやサングラス、CD、アート作品なんかも売っていて、ちょっとしたお土産ものもココで見つかるかも(オーストラリア製である可能性はとても低いと思うけれど)。路上ではライブ音楽やサーカス、マッサージなんかも行われていて、怪しげに夜は更けていく。
願うことなら、もっと大規模にしてチャイナタウン全体に広がれば一層楽しいのに!
(「地球の歩き方」ホームページ・シドニー特派員レポート掲載)
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