■シドニーフェスティヴァル 【2002年1月11日】
シドニーの夏恒例の「シドニー・フェスティバル」が開幕した。この芸術の祭典には、オーストラリアだけでなく、世界各国からさまざまなアーティストたちが参加し、アート全般に関する催しが繰り広げられている。例年通り、野外イヴェントも目白押しだ。
まず、初日の1月5日から5日間に渡って、オペラハウスの前庭で行われたのが、ヨーロッパで大評判の「トランス・エクスプレス:セレスシャル・ベルズ(Trans
Express: The Celestial Bells)」。クレーンによって空中に持ち上げられた巨大なシャンデリアのような装置に吊り下げられながら、ドラムやベルの演奏者が素朴な音楽を奏でる、という一風変わったフランスの空中音楽隊(?)のパフォーマンスには、オージーも大喜び。オープニングの無料イヴェントだったこともあって、連日大盛況だった。
シドニーっ子が毎年楽しみにしている無料のアウトドア・コンサートも下記の日程で予定されている。
●1月12日19時 ジャズ・イン・ザ・ドメイン
●1月19日20時 シンフォニー・イン・ザ・ドメイン
会場は、シドニー市内のドメイン。先月末には「キャロルズ・イン・ザ・ドメイン」が行われて、大賑わいだった公園だ。芝生は再び、ピクニックバスケットとワインを手にした人で埋めつくされることになる。
たまたま通りかかって感心したのは、「ネオン・コロニアル(Neon Colonial)」と題した新しい試み。サンドストーンでできた建物の外側に、プロジェクターで色鮮やかなライティングを当てて、普段とまったく違ったカラフルなアールデコ調に見せている。会場は、カスタムズ・ハウス、州立図書館、ハイド・パーク・バラックスの3ヵ所。1月26日まで、毎日21時からライトアップされているので、来豪する人はお見逃しなく。昼間のマジメな色(?)を見ないと、おもしろさが分からないかもしれないので、昼と夜どちらもチェックすることをおススメする。
ここで紹介したほかにも、さまざまなイヴェントが最終日の1月26日までシドニー各地で行われている。
インフォメーション
(「地球の歩き方」ホームページ・シドニー特派員レポート掲載)
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