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ラグビー一色で盛り上がるシドニー
【2003年11月3日】

日本代表
決勝トーナメント進出目前の終了3分前に逆転され、涙を飲んだフィジー代表。スコットランド代表はB組2位で、11月8日にワラビーズと対戦
毎夜各国のラグビー・ファンが繰り出して、お祭りムード全開のシドニー。このところの話題はもっぱらワールドカップのことで、街中がラグビー一色の様相を呈してきている。準決勝、決勝の観戦目的で、シドニーに滞在する人は、後半の2週間で約4万人ほどいるそうだ。

地元オーストラリア代表のワラビーズ・ファンが集うのは、コックル・ベイ・ワーフにある"Wallaby Bar"。ARU(オーストラリア・ラグビー協会)のオフィシャル・バーで、新旧のプレイヤーが訪れることもあり、開幕後はずっとにぎやか。特にA組最終戦の対アイルランド戦が行われた夜は、際どい試合展開で最後までドキドキハラハラさせられただけに、ワラビーズが17対16で4戦全勝を決めた後、ぞくぞくと押しかけるファンで遅くまで盛り上がった。ちなみに、すぐそばの"Oneworld Sport bar"にはニュージーランド・ファンが、"Pier 26"にはイングランド・ファンが集結している。

試合の方は、1次リーグが昨夜のニュージーランド対ウェールズの試合をもってすべて終了。ほぼ開催前の予想通りのチームが順当に決勝トーナメント進出を決めた。

この後の試合は、3位決定戦を除いて、すべて週末に予定されている。来週末に、メルボルンとブリスベンで2試合ずつ行われる準々決勝の後は、シドニーのテレストラ・スタジアムが熱戦の舞台だ。

<準々決勝>
11月8日(土)
QF1
ニュージーランド(D組1位)
vs
南アフリカ(C組2位)
11月8日(土)
QF2
オーストラリア(A組1位)
vs
スコットランド(B組2位)
11月9日(日)
QF3
フランス(B組1位)
vs
アイルランド(A組2位)
11月9日(日)
QF4
イングランド(C組1位)
vs
ウェールズ(D組2位)

<準決勝>
11月15日(土)
SF1
QF1勝者
vs
QF2勝者
11月16日(日)
SF2
QF3勝者
vs
QF4勝者

<3位決定戦>
11月20日(木)
SF1敗者
vs
SF4敗者
 
<決勝>
11月22日(土)
SF1勝者
vs
SF4勝者
 
チケットは、現在、IRB(国際ラグビー連盟)からの戻り分を追加販売中。決勝戦を除いては、どうやらこれがホントに最終のリリースらしい。準決勝は各7,000枚($150〜420)、3位決定戦は1万枚($100〜250)のチケットが用意され、本日(11月3日)現在ではいずれの試合のチケットも購入可能(チケットのアップデート情報はこちらから)。決勝チケット($195〜535)についても、近々最終リリースが行われるといわれている。

テルストラ・スタジアムのあるシドニー・オリンピック・パークでは、シドニーで試合があるたびに、チケットなしでラグビー・フィーバーをとことん楽しもうという人たちが、オリンピック・ブールヴァードを挟んで会場の向かいに位置する特設されたラグビー・ゾーン(Rugby Zone)に集まって、大いに盛り上がっている。ゾーン内には、巨大スクリーンのほか、屋台やバーもあり、試合の前後にはステージでライヴ・エンターテイメントも行われる。オープンは開催日の15時から真夜中まで。

街中でワイワイ騒ぎながら、気軽に観戦するなら、10月11日付けの記事「ラグビーワールドカップ2003 10月10日開幕!」で紹介したダーリングハーバーやロックスなどの屋外巨大スクリーンの前がおすすめだ。
(「地球の歩き方」ホームページ・シドニー特派員レポート掲載)

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