■キャロルと共に暮れゆく2008年
【2008年12月23日】
オーストラリア最大のクリスマス・イヴェント「キャロルズ・イン・ザ・ドメイン」が、例年通りクリスマス前の週末に実施されました。今年で26回目の開催となるシティの公園ドメインを会場とする“キャロル”は、老若男女が集う野外コンサート。初夏にクリスマスを迎える南半球ならではの気持のいいイヴェントで、♪We wish you a Merry Chirstmas♪の大合唱と共に、花火で締めくくりとなります。
日没頃からはキャンドルを灯して
無料で誰もが参加できるお気楽なイヴェントとはいえ、キャスト陣はとっても豪華。中でも、今年はオーストラリアの歌姫デルタ・グッドレムの出演が注目を集めました。彼女の婚約者であるアイルランド出身のブライアン・マクファーデン(元ウエストライフのメンバー)も、女の子たちから盛んに嬌声を浴びていましたっけ。
世界中の子どもたち(+少年少女のココロを持つ大人たち)に大人気のザ・ウィグルズは、17年連続の出演を果たしました。毎年欠かさずドメインの舞台に立つ彼らの姿を見るたびに、「えらいよね〜」と感心しちゃいます。いつだっけか、「もっとも信頼されているオーストラリア人」の調査でウィグルズが3位を獲得したというのも、さもありなん……。
ほかには、トレス海峡諸島出身のクリスティーン・アヌー、カントリー歌手のメリンダ・シュナイダー、オペラ歌手のデイビッド・ホブソンやアメリア・ファルジア、オーストラリアン・アイドル出身の実力派歌手ガイ・セバスチャンやシャノン・ノル、ポーリーニら、幅広いジャンルのパフォーマーたちの歌声が響き渡りました。
毎年10万人超の聴衆が集まるキャロルズ・イン・ザ・ドメインですが、今年はなんだか一段と人が増えた模様で、場所取りも一苦労。急激な豪ドル安の影響で、夏休みの海外旅行を控えて、オーストラリア国内で過ごす人が多くなるという予想はあたっているのかもしれません。
それでも、やっぱりオージーにとって年末年始は一年で一番長い休暇。クリスマスを前に、あちこちで、「ハッピー・ホリデー!」「また来年ね〜」と挨拶を交わす 光景が繰り広げられています。オフィス街では普段の喧騒が落ち着き、ひっそりムードが漂ってきました。
みなさまもどうぞよいお年をお迎えくださいね! 2009年はたくさん明るいニュースがありますように。
(「地球の歩き方」オーストラリア・シドニー特派員ブログ掲載)
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