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100通りのシドニーへの歓迎の仕方
【2000年8月10日】

「Sydney Welcomes the World」ロゴ
(City of Sydney提供)

国内販売用チケット

環境に配慮した大規模なソーラーシステムを完備した選手村
オリンピック開幕までいよいよあと約1ヶ月となり、ざわめきはじめたオーストラリア。1年以上も前に申し込みをした人々の手元にようやくチケットが届き、オリンピックが話題に上る機会もこのところぐんと増えてきている。 

7月30日にはプレイヴェント「シティ・オープン2」が開催され、「お祭り気分を先取りして楽しもう!」と20万人以上の市民がシドニー中心部へ繰り出した。普段は見ることのできない建物やホールの舞台裏などがこの日に限って公開されることが発表されると、予約が殺到しあっという間に定員いっぱい。

無料コンサートは一日中家族連れや子供たちでにぎわい、有名テレビスターや人気スポーツ選手のサイン会は大行列。多くのコレクターが参加したオリンピック記念ピンの交換会は南半球最大規模のものとなった。

「ここ数年の間に急速に発展したシドニーの姿を再確認しよう」という無料のシティツアーも地元の人々の人気を集め、プレイヴェントはどうやら大成功!主催者にとっては、小規模ながら、オリンピック中の混雑に対応するためのいい予行演習となったようだ。 

8月に入ってすぐには、メイン会場に隣接する選手村の室内が初公開された。約5億9千万ドルをかけて開発された住宅には、選手と関係者あわせて約1万5千人が滞在する予定だ。室内には、オーストラリアの小学生が歓迎の意味を込めて描いたオリンピックに関する絵が飾られ、選手は用意された住所入りの絵ハガキを使って子供たちに返事を出せるようになっている。 

新聞や雑誌には、世界各国からの訪問者を歓迎するのに役立つフレーズが書いてある「100通りのシドニーへの歓迎の仕方」が掲載され、「Sydney Welcomes the World」のロゴが街中のディスプレイを飾り始めた。「世界で一番フレンドリーなオリンピック・シティ」を目指すシドニーは最終準備段階に入っている。

(シドニースーパーサイト(提供:Visa International)連載)

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