オリンピックの準備はいよいよ最終調整段階に入っている。市内や会場周辺には臨時の道路標識が次々と建てられており、マラソンコースには地面に目印の青線が引かれた。
生中継用の巨大なスクリーンも市内6ヶ所の公園や広場に登場。ハーバーブリッジには五輪マークをかたどった17万個の電球が設置され、開会式前日のライトアップを待つだけとなっている。
オリンピック観戦目的の観光客の姿もこのところ目立って増えており、関連グッズを扱う公式オリンピックショップ「THE
OLYMPIC STORE」は、連日大にぎわい。ロゴの入ったTシャツや帽子などの定番お土産に加え、競技ユニフォームを着たバービー人形やシドニーオリジナルデザインのスウォッチなど、「今しか買えない」限定商品が消費者の購買意欲をそそっているようだ。
オリンピックで毎回人気の高いピンは既に750万個も売れており、その種類はなんと3000以上。100日前など区切りのいい数字の日に発売されてきた「DAYS
TO GO PINS」と呼ばれるカウントダウン・ピンは、開幕10日前の9月5日から開会式前日まで、毎日違ったデザインのものが販売される予定だ。
「オリンピック会場にメッセージを残そう!」という一風変わった企画も話題を呼んでいる。
メインスタジアム近くの「OLYMPIC DREAM PATHWAY」に敷き詰められているレンガ1枚分のスペースを購入し、そこに名前やメッセージを彫りこんでもらうことができるのだ。料金は50ドルで、文字数はアルファベット24文字まで。用意されたスペースがいっぱいにならない限り、今年の12月末まで受け付けている。今からの申し込みだと、残念ながらオリンピック開催には間にあわないが、オーストラリア旅行やミレニウムの記念にユニークなメッセージを残してみるのもいいかも?詳細はウエブサイトでどうぞ。
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