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国内線航空券の購入はハッピーアワーに
【2005年6月24日】

「ハッピーアワー」といえば、本来はパブやバーなどでアルコール類が安く飲めるサービスタイムのこと。ドリンク料金が半額になったり、スナックが無料で付いてきたり、中には時間内飲み放題なんてこともある。早い話が、夕方から夜にかけての早い時間から来店してもらうためのマーケティング戦略というわけだ。

オーストラリア主要都市からニュージーランド、フィジー、バヌアツ、クック諸島には、国際線ブランドのパシフィック・ブルー航空が着実に路線網を広げている。

このハッピーアワーの概念を世界で初めて航空券市場に取り入れたのが、オーストラリアのヴァージン・ブルー航空。シドニー時間の正午から午後1時までの1時間限定で、通常の国内線格安航空券をさらにディスカウントしたバーゲン航空券を販売している。対象路線は日替わりで、オンライン予約・購入が条件となる。

たとえば、今日のハッピーアワーの“メニュー”は、シドニー〜サンシャインコースト間とアデレード〜メルボルン間の2路線。料金は税金・サーチャージ込みで、いずれも片道A$59(約5,000円)だ。予約と同時にクレジットカードで支払い、Eチケット発券となるため、1区間につき、A$2のカード手数料がプラスとなる。

これまでの期間限定スペシャル料金と大きく違うのは、スクール・ホリデーなどのピーク・シーズンも対象期間になること。ただし、予約状況を常にモニターしている航空会社が、残席の多い路線を直前に格安販売する仕組みだから、出発日は発売から30日以内の範囲で限定される。

「もう少し先の予約を」という場合は、メルマガ“V-mail”の購読を申し込めば、期間限定セールの最新情報が入手できる。
 

(「地球の歩き方」ホームページ・シドニー特派員レポート掲載)
 
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