ホーム > オーストラリアよもやま話> バックナンバー

スパークリング・レッドはイヴェントにもってこい
【2005年8月31日】

パーティーやお祝いの席ばかりでなく、スパークリング・ワインが「バブリー(bubbly)」として日常的に親しまれているオーストラリア。おなじみの白はもちろん、日本ではまだまだ珍しい赤の発泡性ワイン(スパークリング・レッド)もポピューラーに出回っている。

前回のコラム(青舌トカゲが目印のビール「ブルータン」)に登場したシドニー近郊にあるワインの名産地ハンター・ヴァレーには、シャンパーニュ地方と同じ伝統製法により本格的なスパークリング・ワインを造り出す「ピーターソンズ・シャンパン・ハウス(Peterson's Chanmpagne House)」がある。スティル(泡なし)ワインも造っているが、自社ブランドのほか、外部ワイナリーのワインを「スパークする」工程も多数引き受けている、いわば発泡ワイン製造のスペシャリストだ。

フランスのAOC(原産地呼称統制)規格により、「シャンパーニュと呼べるのはフランス・シャンパーニュ地方の発泡ワインだけ」だそう。「発泡ワイン」というと、その黄金色のシャンパンのイメージが強いけれど、「赤のスパークリングって?」と興味を抱いたなら、オーストラリアのレストランでワインリストをチェックしてぜひお試しを。

真紅のスパークリングはフルーティーで飲みやすく、さんさんと太陽の光を受けたオーストラリア自慢の完熟ブドウならではの魅力がいっぱい! 華やかで、場を盛り上げる効果もバツグンなので、特別なおもてなしにイチオシだ。

Peterson's Champagne House
Corner of Broke and Branxton Roads, Pokolbin NSW 2320
02-4998-7881

(「地球の歩き方」ホームページ・シドニー特派員レポート掲載)
 
ひとつ前の話
ひとつ後の話