■スローなホリデー・シーズン、始まりました
【2006年12月20日】
すっかりホリデー・モードに突入して、いろいろな物事が停滞し始めた今日この頃のシドニーです。この季節をストレス・フリーで過ごすためのコツは、決して「いつもと同じペースで!」なんて夢を見ないこと。何しろ、クリスマス=夏休みのオーストラリアでは、再び通常モードに戻るのは1ヵ月以上先の話。あきらめの境地で(?)、一緒に浮かれつつ、おおらかな気持ちでスローダウンするのが一番なのです。日本のざわざわムード(?)たっぷりの師走がはるか遠くに感じられますねぇ……。
写真は、クリスマス商戦たけなわのデパート、ディビッド・ジョーンズのクリスマス・ウィンドウ・ディスプレイ。本来は売れ筋の商品を飾るためのショー・ウインドウも、ホリデー・シーズンだけは特別に趣向を凝らした「物語」が飾られます。大人にも人気がある毎年恒例のディスプレイですが、目を輝かせてデコレーションに見入る子どもたちが何ともカワイイですね。
普段たいていのお店が夕方5〜6時に閉店してしまうシドニーでは、木曜日のレイト・ナイト・ショッピング・デーを除くと、夜にショッピングをする習慣はほとんどありませんが、12月だけは別。シティのデパートやショッピング・センターは、最後のクリスマス・ショッピングに繰り出す人たちのために、平日は軒並み夜9時頃まで営業時間を延長しているほか、クリスマス・イヴ直前には真夜中まで営業するところもあるので要チェックです。
一転して、一夜明けた25日は基本的にほとんどのお店が閉まり、街はひっそりと静寂に包まれます。この日ばかりは、「家族で過ごす」のが基本。レストランやカフェ、スーパー・マーケット、ファスト・フード・ショップなども大半が休業となります。旅行者の方は食いっぱぐれてしまわないよう、前日までに営業しているレストランをチェックしておくか、食料・飲み物をしっかり確保しておきましょうね。
(「地球の歩き方」オーストラリア・シドニー特派員ブログ掲載)
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