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桜祭り&植樹 in カウラ
【2008年9月29日】

カウラの桜祭り(参照: 南半球の静かな桜祭り カウラの桜 [PDFファイル])に行ってきました。日本兵の集団脱走事件で知られるこの町には、捕虜収容所跡地や日本庭園があり、毎年祭りの最終日には日豪の戦没者墓地で慰霊祭が執り行われます。

町外れにあるサクラ・アベニューと名付けられた通りに並ぶ桜は、その大半が日本人によって寄贈されたもので、日豪親善と平和のシンボルとなっています。

毎春わたしがカウラを訪問する第一の目的は、パートナーと共に主宰している“がんばれ!地球人”プロジェクトの一環として、年に一度ここで植樹を行っているため。今回も、921〜923番まで3本の桜を植えることができ、ほっと一息ついたところです。

桜にとって厳しい自然環境のカウラで、目標2,000本を掲げて、植樹がスタートしたのは、今からちょうど20年前の1988年。桜祭りには、例年より多くの方が日本からも参加されたようですが、干ばつのせいか、今年は特に立ち枯れや植え替えが目に付き、開花中の木も少なかったのが、ちょっぴり残念でした。桜の生育はなかなか思い通りにはいかないようですね……。

今回の苗木は桜だったのですが、最近は見た目が桜にそっくりで、耐寒性に優れ、強剪定もOKのクラブアップルが植えられるようになりました。たくさんの人たちの鎮魂の祈りと平和への願いが込められた桜&クラブアップルが、元気よく育ちますように! 

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(「地球の歩き方」オーストラリア・シドニー特派員ブログ掲載)
 
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