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ウルルとグレート・バリア・リーフが「自然界の新・世界七不思議」最終候補に
【2009年7月31日】

「自然界の新・世界七不思議(New7Wonders of Nature)」の最終候補地
28ヵ所が発表になり、オーストラリアのウルル(エアーズロック)と
グレート・バリア・リーフがその中に残りました。


ウルル(エアーズロック)は世界の中心?地球のヘソ?

あれ?「新・世界七不思議」って2年くらい前になかったっけ?と思った方、
正解です。21世紀に入ってから設立された「新世界七不思議財団」は、
2007年7月に現代版世界七不思議を発表しています。こちらは、
人類によって創出された驚くべき建造物やモニュメントが対象でしたが、
今回は驚くべき大自然がテーマ。人によって造られたり、審美的理由の
ために手が加えられたりしたものは対象外で、人力の及ばない
「自然界の世界七不思議」をみんなで選ぼう!というキャンペーンを
同財団が繰り広げているのです。

キャンペーンがスタートしたのは2007年12月で、最初にノミネートされたのは
222ヵ国から441ヵ所。……とあっさり言いましたが、参加国(&地域)数が
オリンピックより多いってすごいかも。第二ステージに進んだのは77ヵ所で、
そこから21ヵ所が選定される予定だったのが絞り切れず(?)、全28ヵ所が
最終選考に進むことになりました。

ちなみに、お隣のニュージーランドでは、ミルフォード・サウンドが残りました。
我らが富士山は、あいにく落選。アジア地域では、韓国の済州島や台湾の玉山、
ベトナムのハロン湾などが残り、世界的に知名度が高いところでは、南米の
アマゾンやエクアドルのガラパゴス諸島、中東の死海などが選ばれています。
いずれも素晴らしいところばかりで、七不思議のひとつに名を連ねるためは、
かなりの激戦を勝ち抜かなくちゃならなそう。


サンゴ礁が連なるグレード・バリア・リーフ

現在、インターネットと電話による一般投票を実施中で、主催者は最終的に
世界中から10億人が投票に参加すると見込んでいるそう。最終結果は2011年に
発表される予定ですが、最新の投票状況はネットで見ることができます
(New7Wonders of Nature > Latest Rankingをクリック)。

オーストラリア旅行でウルルとグレート・バリア・リーフを訪れて、
その素晴らしさを体感された方は、ぜひ清き一票を!

(「地球の歩き方」オーストラリア・シドニー特派員ブログ掲載)
 
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