■グリーンなシドニーのクリスマス
【2009年11月29日】
街角のクリスマスツリーやデコレーションの準備がすっかり整って、
シドニーはどこもかしこもクリスマス一色です。お祭りムードが高まる時期が
年々前倒しになっているように感じられるのは、単なる気のせいなのでしょうか。
2009年版クリスマス・ウォーク・マップ
シドニーの街中にあるクリスマス用のライティングは、エナジー・オーストラリア社が
スポンサーとなり、100%グリーン電力(太陽や風力などの再生可能エネルギー)で
まかなっています。また、LED電球で飾られたツリーは午前2時から4時間消灯することで、
温室効果ガスの排出量を2トン削減できるそうです。
風力タービンが並ぶウィンド・ファーム
フローラルディスプレイに使用された植物は寄贈されるか、有機マルチになって
シティの公園へ。そのほかの装飾もできる限りリユースする方針で、
シティ・オブ・シドニー主催のクリスマスで渡されるショーバッグは、
街角にはためいていたバナーから作られ、キャロルブックは100%
リサイクルペーパーでできているという徹底ぶりなのです。
何しろシティ・オブ・シドニーは、「オーストラリア初のカーボンニュートラルな
地方自治体」! クリスマスで浮かれてはいても、低炭素社会の実現に向けて、
しっかり舵を取っているというわけです。
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(「地球の歩き方」オーストラリア・シドニー特派員ブログ掲載)
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