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年末恒例のホームパーティー無事終了……ほっ
【2009年12月25日】

パーティーシーズンたけなわのオーストラリアでは、連日ここかしこでお祭り騒ぎが
繰り広げられています。

毎年この時期には、我が家でも年末恒例のホームパーティーを主催します。
ゲストはみ〜んな現地のオーストラリア人で、職業体験&ホームステイプログラム
期間中、家族の一員として日本人を預かってくれるホストファミリーたち数十人。

普段ならホームパーティーは、ほとんどBBQ(バーベキュー)で決まり。そうすると、
オーストラリアでは基本的に、「肉を焼くのは男の仕事」という位置づけなので、
ものすごく楽チンなのですが、ホストファミリーたちは、日本人が食べているものに
興味津々で、パーティーメニューに期待しているのは日本食。やってくる人数が
ハンパじゃないため、下ごしらえや準備は数日前から始まり、前日は朝から晩まで
料理にかかりきりで過ごし、好き嫌いがあってもOKなように、全部で15種類ほどの
メニュー+フィンガーフードを用意します。


好きなものだけ食べられるようビュッフェ形式で

パーティーのスタートは夕方から。都合のいい時に来てね、というスタンスのため、
夜が更けるため何時間も続きます。季節は夏!なので、時間がたっても傷まず、
冷めてもおいしいメニューと、できたてのホットフードを交えて、毎年違ったものを
手作りするのはホント一苦労……。それでも、シドニーではたいていの日本食材が
割合簡単に入手できるので、その点はありがたいですねえ。

パーティーは、この1年間の協力への感謝の気持ちを示すと同時に、来年も
どうぞよろしくね、というのが趣旨ですが、ホームステイする側の気持ちを
理解してもらうのにも絶好の機会。彼らが食べたことのないものを、と思いつつ、
あんまり突飛すぎるものはNGなので、そのあたりのビミョウなバランスを取って、
「うわっ、おいしい!これ何?」と食べてもらえると、心からほっとします。
さりげなく観察していると、果敢に何でも口に入れる人がいる一方で、ものすごく
慎重な人もいて、“未知の食べ物”への反応はイロイロで、おもしろいです。

恒例になったこのホームパーティーが今年もなんとか無事終了。仕事納めならぬ
料理納めの気分で、年末だなあ、とようやく実感しているところです

(「地球の歩き方」オーストラリア・シドニー特派員ブログ掲載)
 
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