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■バングル・バングル(パヌルル国立公園)が世界遺産に!
【2003年7月6日】
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ケープ・ラヴィーク
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先月わたしが取材とホリデーを兼ねて訪れた西オーストラリア州キンバリー地区は、「最後の秘境」と呼ばれるワイルドなエリア。雨季になると道路が陥没してしまうところが多いのだが、乾季には、よそでは見られないスケールのデカ〜い手付かずの大自然にアクセスできる、とあって人気がグングン上昇している。
その広い土地に点在する見どころのほとんどは、未舗装道路の果てにあるため、車高の高い4WDを駆使し、なおかつスペアタイヤや水、食料などを満載し、万全の装備で出かける必要がある。個人で準備するのはムリという人のために、主要ポイントを巡る4WDツアーもあるものの、それだって誰にでもおすすめできるわけではない。でも、個人的には、こういうエリアを抜きにしてオーストラリアの魅力は語れない、と思う。
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バングル・バングル
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そのキンバリーの見どころのひとつ、パヌルル国立公園が、昨日までパリで開催されていた第27回世界遺産委員会で、世界遺産として登録された。パチパチパチ。「バングル・バングル」として知られるオレンジ色と黒のストライプの奇岩群を見るために、この辺境まで足を伸ばす人もきっと増えるのだろう。
ちなみに、パヌルル国立公園に陸路でアクセスするためには、途中までハイウェイが利用できるが、最後の約50キロはやっぱり4WDが必要になる。昨年の統計によると、半数以上の訪問者は近隣の町から小型セスナやヘリコプターを利用しているそうな……。
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