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クラシックなパブホテルで一味違った滞在を
【2006年8月10日】

シドニーには、国際級ホテルから相部屋スタイルのバックパッカーズまで、さまざまな宿泊施設が揃っているので、予算と好みに応じた滞在スタイルの選択が可能です。

中でもオーストラリアらしいのが、パブの上階に宿泊施設がある「パブホテル」。開拓時代に18時以降の酒類販売が禁止された際、ホテルだけは夜遅くまで宿泊客にお酒を売ることができたため、酒場のオーナーがこぞって客室を設けて「ホテル」と称したのが始まりです。当時の宿帳には、ベッド数をはるかに上回る“宿泊者”の名前が並んでいたのだとか……。

付随的に簡素な客室を備えたパブは今でも少なくありませんが、近年シドニーでは、グレードアップして生まれ変わったパブホテルが注目を浴びています。

たとえば街中にあるマックォーリー・ブティック・ホテルは、歴史的保存物に指定されたクラシックな建物の外観を残しつつ、全面改装を経て2004年12月に再オープン。アンティーク家具が昔の雰囲気を伝える一方、パブホテルでは珍しく全室バスルーム付きで、エアコンや 高速インターネットも完備しています。3ベッドルームやロフトルームもあり、各部屋に個性があるのも魅力の ひとつ。

レセプションの時間が限られていたり、夜遅くまでにぎやかだったり、と普通のホテルとは違うものの、パブホテルは地元のオージーや各国からの旅人と仲良くなるのに絶好の宿泊施設。一味違ったパーソナルな体験をしたい人に向いています。

写真協力: Macquarie Boutique Hotel

(「Shall We Travel?」日豪交流年特別企画掲載)
 
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