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シドニー〜関空間ジェットスター搭乗記(2)
【2007年6月1日】

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ジェットスターの国際線路線網を反映してか、客室乗務員はアジア系が多め。日本人乗務員は行きが1人。帰りは見かけませんでしたが、日本語を話せるスタッフが日の丸バッジをつけていて、必要な情報は日本語アナウンスで伝えられていたものの、ちょっとたどたどしい感じは否めません。

機内誌も一部日本語で書かれています。雑誌類はきっと皆無だろうと思っていましたが、意外にも英語のものは用意されていました。

機内エンターテイメントに関しては、特にこだわりがなかったので、無料配布のイヤフォンで映画や音楽を楽しみました。好きなときに映画やミュージックビデオなどを見たければ、VOD(ビデオ・オン・デマンド)と呼ばれるポータブル・プレーヤーを借りることができます(オンライン予約した場合:900円)。

各人のオプションは席番号で管理しているため、空いている場合でも席の移動はNG。客室乗務員は手元のリストと照らし合わせながら、料金を案内したり、支払いの控を確認したりしていました。

予想通りだったけれど、ちょっと参ったのは、チェックインの際の受託手荷物の重量制限がかつてない厳しさだったこと。「超過料金のおまけは1キロだけ」というポリシーらしく、仕事上どうしてもど重〜い書籍類を持つことの多いわたしは、その大半を持ち込み手荷物にすべく取り出すハメになり、あまりの重さゆえ、チェックイン後はゲートに直行しちゃいました。

超過重量が10キロ以上だった知人は、関空のチェックイン・カウンターで2万円支払って、スタークラス(ビジネスクラス)にアップグレードしたそうです。エコノミークラスの場合、20キロを超える荷物の料金は1キロ当たり1,300円(シドニー発はA$15)かかりますが、スタークラスだと30キロまで無料。出発前に空港ラウンジが利用できる上、食事・ドリンク付き、VOD無料になるため、超過料金とそれほど変わらない料金で、快適度はちょっぴりアップということになります。

スタークラスを事前予約した場合、通常一番安いエコノミークラスのチケットとの差額は、片道6〜7万円ほど。もちろん空席が残っているときに限られますが、空港カウンターでの2万円のアップグレードは悪くないと思う人も少なくないかもしれませんね。

→次回に続く)

(「地球の歩き方」オーストラリア・シドニー特派員ブログ掲載)
 
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